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中京テレビの報道番組『キャッチ!』取材時の裏話

2019年02月02日

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

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先日、中京テレビの報道番組『キャッチ!』から取材依頼を受けた話題をこのブログでも紹介しました。
今回は、その裏話です。

テレビ番組では分業化が進み、もう20年も前から「アンカーマンがいなくなった」という話を聞きます。
アンカーマンというのは、自分で取材をして、その上でテレビ番組のアナウンサーもする人で、
テレビ番組の制作に深く関わっている人のことですね。

海外のメディアでは、アナウンサー自身が取材も行うと言います。
それに対して、日本ではアナウンサーは原稿を読むだけだと。

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実際、在京キー局から取材を受けると、
報道番組で、局によっては、アシスタントディレクターから問い合わせがあって、その後、ディレクターから電話録音での取材となることもあります。

または、ディレクターからの直接問い合わせがあり、
その後、テレビ局内でインタビューを受ける時に、その担当ディレクターがカメラを回すということもあります。

もちろん、アナウンサーと取材者は別で、分業になっているのですね。

アナウンサー自らが、電話取材だけでなく、WEBでのリサーチも、問い合わせメールもこなすというパターンはこれまでありませんでした。

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こういう経緯から、今回、中京テレビの「キャッチ!」という番組からの取材でも、
問い合わせメールから電話取材から全て1人の人だったので、てっきり番組スタッフの人かと思っていました。

それが、後日送られてきた放送VTRを見てみると、その人がアナウンサーで出演していました。
電話取材を受けたときに声がいい人だと思ったのですが、本職のアナウンサーだったんですね。

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アナウンサーが自ら取材を行うと言うのはアンカーマンの仕事といえます。

こういったはじめの取っ掛かりからの取材をしっかりしているテレビ局もあるんですね。
たいへん感心しました。

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自ら取材をしている裏打ちがあるので、放送していても表面的な内容ではなく、
その背景も含めて知っているので、説得力が増します。

報道番組なので、ニュースは新鮮です。
その前日やその日にあったことを放送しますので、時間がありません。
しかし、時間がない中でもしっかり取材をして裏を取っていて、良い仕事をしていると思います。

アンカーマンは中京テレビにいた!
といえます。