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ニューノーマル・マーケティング01:オンライン化する世界

2020年05月19日

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

コロナ時代は大変革時代で、通常であれば10年かけてゆっくり起こることが、一気に1年で起こっています。
「新しい通常・常態」がニューノーマルです。

現在起こっているnew normalとは何なのか?
「ニューノーマル マーケティング」というシリーズで何度かに分けて書いてみたいと思います。

第1回目の今回は、何がどう変わっているのか?
今起こっている現状を把握していきましょう。

ニューノーマルで拡大していくこと

◆動画・映像系WEBサービスの拡大
YouTube
Netflix
Hulu

◆物販系実店舗の売上
スーパーマーケットの売上
コンビニの売上
ドラッグストアの売上
ホームセンターの売上

◆ECの売上
Amazonの売上
楽天市場の売上
D2C WEBショップの売上

上記に関しては、コロナ下で誰もが納得していることではないでしょうか。
巣ごもりがちになりますので、自宅で消費できるモノやコトに時間とお金をかけるようになります。

ニューノーマルで変化しているもの

◆会社・仕事
オフィスワーク → リモートワーク・テレワーク
リアル会議 → オンライン会議(Zoom、Teams)
会社(の立地、ビルの設備・新しさ、広さ)が重要 → 家(の大きさ・快適さ)が重要、都心でなくてもよい

◆教育・大学など
大学講義 → オンライン講義・オンデマンド講義
塾(対面) → オンライン

◆社会
居酒屋 → オンライン飲み会
複数人で行うスポーツ → 1人でできるジョギング
紙の書籍 → 電子書籍
紙の雑誌 → 電子マガジン、WEBサービス
医療(リアル診療) → オンライン診療

上記の中には、コロナが収束したあとで揺り戻しが来てもとに戻るものもあるでしょう。
複数人で行うスポーツはコロナ下ではできませんが、コロナを克服したあとではできるものです。

しかし、一度変化してしまえば、あとは元に戻れないものもあります。
たとえば、リモートワーク・テレワークは、企業によって考え方が異なるものの、
パソコンを活用して仕事をしているビジネスマンの場合、
一度定着すれば、ずっとリモートワークを続けたくなるものです。

私自身も、コロナが社会を覆う5年前から、リモートワークをしており、
会社に出社することは月に数回しかありません。

会社に行かなくてはできないことは、バックオフィス業務がメインですから、
実はあまり会社に行かなくてよいことに気づいたビジネスマンは多いのではないでしょうか。

それよりも、満員電車に乗らず、心身ともにストレスのない環境で働けることの方が生産性を高めてくれるため重要です。

数年かけて中期的に選択肢が増えていくもの

◆イベント(スポーツ、音楽ライブ) → YouTubeなどでの無観客配信、VR

◆展示会(東京ビッグサイトなどでのリアルの会場) → オンライン展示会

上記は、まだ、テクノロジーが追いついておらず、すぐにできる状況ではないですが、
5Gがこの数年で広まっていきますので、この数年で劇的に変化していくと考えられます。

また、イベントも展示会もライブの良さがありますので、無くなりません。
リアルの展示会会場で行うだけでなくて、同時にオンラインでも展示会が行えるという、選択肢が増えていくイメージです。

ニューノーマルマーケティングは社会のオンライン化

コロナウイルスによるニューノーマルは、社会をオンライン化へ強くシフトさせました。

2020年初までZoomは一部の人が使うものでしたが、半年たたずに多くのビジネスマンのみならず、
大学生向けのオンライン講義から、小中学生の学習塾、主婦友達のやりとりにまで広く活用されるツールとなりました。

多くのビジネスにとって、たいへんに厳しい時期ではありますが、
その中でも、「オンライン化」という、これからの方向性が垣間見られます。

ニューノーマル時代のマーケティングの姿について、
また次回以降にも紹介いたします。