こんにちは、カティサークの押切孝雄です。
2016年度の大学の講義も先日で第8週を迎えました。
全15週ですので、折り返しました。
毎回アンケートを取っていて、メルマガに関するアンケートを取りました。
そうしたところ、感想に「メルマガって何ですか?」という質問をしてきた学生がいたことに少し驚きました。
「えっ、メルマガを知らないの?」というのが私の心の声なのですが、
これは、下記のアンケート結果をみると、理解できるんです。
「メルマガを取っていますか?」
という問いに対する結果、3割の学生がYESと答えました。
ここ3年(2014年から2016年)ずっと3割です。
ちなみに、2013年は7割です。
2013年から2014年に一気に半分以下まで減ったんです。
2013年が異常値だったかというと、そうではないと考えています。
ある理由から2013年までは、何らかのメルマガを取っている学生は7割程度いたと考えています。
それでは、2013年から2014年にかけて何があったのか?
ですが、どう思いますか?
これには完全な答えがあります。
LINEですね。
LINEは2011年にサービスが始まって、たった2年で9割以上の学生がLINEを使うようになりました。
これは私の過去のアンケート結果より明らかになっています。
LINEを使いはじめると、メールが無くても不便を感じなくなります。
LINEが手軽なので、メールが面倒になると言ったほうが良いかもしれません。
名刺にメールアドレスが印刷された社会人のようにメールが必須であれば、メールを使いますが、
学生で友人同士でコミュニケーションを取る場合は、LINEの方が簡単で気軽です。
既読かどうかもわかります。
そこで、2013年あたりからメールでのコミュニケーションからLINEへのコミュニケーションへ移行していきました。
そもそもメールをあまり使わなくなってきたので、メルマガもとっていないというわけですね。
そしてメルマガの存在すら知らないという学生もでてきたということです。
大学生以下の若年層に対してマーケティングをしている企業は、メルマガは効きは3年前とくらべて半分以下に減ったと言えます。
では、何をするか?
若年層の連絡手段は、メールからLINEに移っていますので、
お店などでしたら、LINE@で集客をするのは良い方法の1つです。
同様の理由で主婦がメインターゲットの企業も、メルマガだけでなく、LINE@にも対応するのは良い方法です。
ただ、仕事をしている社会人向けとなると別です。
メールアドレスを持っていない社会人は、ほぼいないですので、
社会人の多くはメールを仕事で使用しています。
仕事はメールで、プライベートはLINEでというように使い分けている社会人も少なくないです。
したがって、社会人に対してのマーケティングをしている企業でしたら、依然としてメルマガは効きますよ。
じわじわ効くメディアなので、コンバージョンまでに数年かかるということもザラにありますが、
頻度は低くて良いので、気長に配信を続けていくと結果が出ます。
社会はテクノロジーの進展と普及により、少しずつ変わり、複雑化しています。
現状を良くみてみると、ヒントが見えてきます。
そんなヒントは、また、このブログでご紹介します。