ムービング・ターゲットを捕捉する池袋マルイの決断力

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

前回のブログで、池袋に住んでいる外国人の10年について話しました。
その池袋で商売をしているお店のビジネスモデルも大きく変わってきています。

本日はビジネスモデルについて書いてみたいと思います。

池袋の西口の五差路にマルイがあります。
20年前は、若者ターゲットのおしゃれなデパートという印象がありました。

それが、この10年くらいで変化してきました。

たとえば、10年前のユニクロといえば、まだ現在ほどオシャレではなく、
機能性重視の安物というイメージが少なからず多くの日本人にはあったと思います。

それが、2009年に、ユニクロが池袋マルイ4階のフロアに入ったので、
オシャレなマルイがユニクロを入れたのかと少なからず衝撃を受けました。

ユニクロが入ることに若干の違和感がありました。

ただ、それから、特にこの10年でユニクロがオシャレなブランドへと進化していったのは、
誰の目にも明らかではないでしょうか。

そのユニクロも、2014年代になると、池袋マルイから抜けていきました。
(池袋東武百貨店にユニクロの3フロアに渡る巨大な店舗ができました)

その後に入ったのが、100円均一ショップだったんです。
数ある100円均一ショップの中でも、「セリア」というオシャレ寄りの100均でしたが。

マルイに100円均一ショップが入った時は、ユニクロの時を超えた衝撃を受けました。

ただ、特に週末などは人がいっぱいで、レジ前の行列が軽く20人以上待っているという時間帯もあるほどです。

売上も好調のようで、2017年には、セリアは、マルイ内で売り場面積を広げて、約1.5倍に増床しています。
池袋に100円ショップは多くありますが、どこも小規模で大きな売り場面積のお店が無いのも人気の理由です。
(個人的には、もっと増床して4階のフロアを全てセリアにするとさらなる集客が期待できると思います)

そして、現在、2017年に入ると、今度は池袋マルイに、アニメの即売会などのイベント会場ができました。
期間限定ショップで、オープン前から多くのお客さんが(数百人規模で!)並んでいるほどです。

マルイは、もはやおしゃれデパートではないなという認識に変わりました。

ただ、これは良い変化なんです。
丸井は、「おしゃれ」というプライドではなくて、
変わりゆく消費者(ムービング・ターゲット)をしっかりつかんでいるからなんです。

もし、「おしゃれ」に固執して、売れないブランドをテナントに抱えていたら、
変化する顧客を捕捉することができずに、存続すら危うかったはずです。

その意味で、丸井は、環境の変化に敏感で、市場のことがわかっている企業と言えます。
目利き力が半端ではない企業ですね。

さらに、もう1店、変化に対応している店舗が池袋にあるのですが、
それは、また次のブログで書いてみたいと思います。

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