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社長ブログ

書籍『ストップ!スマホトラブル①IDとパスワードはたいせつに』(汐文社)を監修

 
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こんにちは、押切孝雄です。

『ストップ!スマホトラブル①IDとパスワードはたいせつに』(汐文社)
を監修しました。

小学生からスマホをもたせるという家庭もあると思います。
気になるアイテムです。

ただ、スマホをもたせることに抵抗がある親は少なくないと思います。
やはり、危険があるからです。

そこで、できたのが、この書籍です。

小学生向けの書籍で、日本全国の小学校の図書館などにも多数入るようです。

私は、大学でも「情報リテラシー」や「プログラミング」などの科目も担当しており、
やはり、小さい頃からのリテラシー教育の重要性を認識しています。
 
本書では、こども向けのマンガあり、親向けの解説もあり、
スマホのトラブルを未然に防ぐための方法がスッと入ってくるような構成となっています。

小学生が気になっているテーマ性の高い書籍で、
表紙の色味が目をひきますし、
中をめくってみるとマンガと解説のバランスが良くまとまっています。

また、32ページと小学生の集中力がちょうど続くページ数にまとまっているため、
図書館でも人気になりそうです。

子供が自分で学べるようになっています。

また、もちろんアマゾンなどの書店でも売られています。

見かけた際には、ぜひお手に取られてみてください。

探求学習:高校生からの取材

 
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こんにちは、押切孝雄です。

先日、お問い合わせフォームに高校生(男子)からの問い合わせがありました。
内容は、YouTubeに関することです。

どのようなことを聞きたいか聞いたところ、
・YouTubeがここまで発展した理由
・これからのYouTubeについて(YouTubeが教えてくれる社会背景、これからするべきこと)
などを知りたいとのことでした。

高校生が、私のような社会人にコンタクトを取るのは、多少なりとも勇気のいることだと思います。
そこで、オンラインで高校生から取材を受けることにしました。

話してみると、高校で「探求」という時間があり、
それぞれの学生が、自分の興味関心に応じて、調べたり、取材したりしてまとめているようです。

余談ですが、東京大学でも受験だけでなく、推薦入試があり、
選抜には、これら高校での探求学習の内容や成果なども加味されるようです。

話してみると、とても優秀な学生でした。
中高一貫校の5年生(高校2年生に相当)で、
成果は今年中にまとめて高校で発表するとのことでした。

学校の名前をブログで書いても良いかと聞いたところ、
ぜひということでしたので、書きますと、
神奈川県になる桐蔭学園中等教育学校です。

学習において、基礎を固めるという意味では、従来型の詰め込み型の教育も重要ですが、
現在は、自分の頭で考えて仮説を出し、
能動的に人とコミュニケーションをして、
自分のなりの解決策を探っていくタイプの学習も盛んに行われています。

礼儀も正しく実に頼もしく感じました。

大学は後期がはじまりました

 
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こんにちは、押切孝雄です。
大学は9月後半に入り、後期がはじまりました。

後期も、前期と同様に15回の講義があります。
先週が1週目の講義でした。

私は、プロジェクトやプログラミングやゼミなどの教育に携わっています。
この中で、昨年に引き続きおこなっている授業もあるのですが、
今年度はじめてプログラミングの授業も受け持っています。

プログラミングというと敷居が高いイメージがあるかもしれませんが、
ソフトバンクロボティクスのPepperというロボットを活用した
プログラミングのため、学生にとっては、割と身近に感じられるようです。

プログラミング言語を使わないScratchベースのプログラミングなので、
ブロックを組み合わせるようにして、プログラミングすることができます。

どの科目にも共通して言えることは、
ただ単に、教えて終わりではなく、
実際に学生自らができるようになることが目的のため、
Pepperであれば、実際にプログラミングを組んでみて、
それをPepperに送って、動かしてみる。

そこで、トライアンドエラーをして、
少し面白みのある動きや言葉をしゃべらせてみるといった、
クリエイティブなプログラミングをしています。

教科書どおりにプログラミングをすること自体は、
誰でもできますが、面白みや独自性を出すのは、
学生1人1人の個性によって異なりますので、
そこを引き出すようにしています。

後期の講義は、来年1月までの予定です。
この半年弱の期間だけでも、大きく成長する学生もいます。

そんな教育に携わることができることが、大学教員のメリットなのかもしれません。

TV取材はどのようにして行われるか?

 
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こんにちは、押切孝雄です。

本日は、メディアからの取材について書いてみたいと思います。

私も、これまでテレビや新聞やラジオやWEB媒体からさまざまな取材を受けてきました。
テレビではTBSや、フジテレビや、テレビ朝日など、
新聞では朝日新聞、毎日新聞、東京新聞などです。

媒体によって特徴があります。

新聞の特集記事で取材を受ける場合は、時間的に余裕がある場合が多いです。
私の場合は、事前に質問を受けておいて、それについて答えを用意してから実際の取材を受けます。
先方にもその内容を送っておきます。
すると、スムーズに取材が進みます。

テレビの場合、とくに報道番組の場合は、取材依頼から取材までが極端に短いことがほとんどです。
2日後にオンエアとなる番組のために、翌日に取材を受けるということも少なくありません。

そのために、こちらは新聞と同様に、答えを準備をします。

コロナ前までは、実際にテレビ局に行ってカメラを回して取材を受けることもありましたが、
現在のコロナ禍では、Zoomなどのオンラインツールを活用して、
取材を受けることが多くなっています。

そして、報道系のテレビの場合は、取材を受けたにもかかわらず、
さらに大きなニュースが飛び込んでくると、カットされることもあります。

実は、つい先日も某キー局の日曜日に放送されている報道バラエティ番組から
その前々日の金曜日にオンラインで取材を受けたのですが、
もっと大きなトピックが飛び込んできたようで、お蔵入りとなりました。

謝礼はどうなるのかですが、
キー局からのテレビ取材の場合は、基本的に出ます。
お蔵入りとなった場合でも(私が経験した範囲では)出ています。
額はそれほどでもありませんが。

そう考えると、テレビ番組の予算が削られているというようなことも聞くことがあるかもしれませんが、
それでもキー局は予算があるのですね。

同じテレビ局でも地方局からの取材の場合は、
謝礼は出ない場合が多いと思います。

ただ、地方局の場合は、
その分、その取材を受けた番組の部分をDVDに焼いて送ってくださったりします。

これは、ラジオ番組でも同じ傾向があり、
地方のラジオの場合は、その音声を後日送ってくれたりします。

きめ細やかな対応をしていますね。

キー局でも地方局でも、視聴者が思う以上に、
作り手の番組制作スタッフは気を使ったり、注意深く番組を制作しているというのが実感です。

大学は前期が終了

 
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こんにちは、押切孝雄です。

大学は、前期が終わりとなります。
4月から始まって、15週間あるのですが、講義は今週で終わりという大学は多いと思います。

学生は、これからテスト週間がはじまり、
教員は、これから、学生の評価をつけていきます。
意外とこれが簡単ではありません。

出席をして授業に積極的に参加していたか、
課題を出して、その内容は適切だったか、
実力をはかるテストを行って、十分に点数が取れたか
といったことから評価をしていきます。

前期に受け持った学生数は、のべ人数で言うと、非常勤での大学も含めると約500人になります。
1人1人間違いがないように評価していくという作業となります。

教員はこれが終わると、自分の研究に集中できるタイミングとなります。
私の場合は、現在、共同研究が3本あり、単独での研究も2本あります。
夏の期間は、これに注力していきます。

研究内容についても、またこのブログで紹介したいと思います。

対面形式ならではの講義方法とは?

 
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こんにちは、押切孝雄です。

大学は、現在、前期の期間中です。
15週間あるうちの9週目となりますので、
後半戦に入っています。

「WEBマーケティング」の大学講義は、今年は全面的に対面でおこなっています。
大学で一番大きな講義室で行っています。

ソーシャルディスタンスを保ちつつ、
200名近くが履修しています。

昨年まで、オンデマンドやオンラインがメインだったこともあり、
今年度はとくに、対面ならではの講義をしようと決めてのぞみました。

単に教員が話すだけの講義なら、対面でなくても、
オンラインでも、オンデマンドでもできます。

そこで、対面講義の良さとして、周りに学生がいるため、
学生同士のディスカッションを入れました。

はじめに、個人ワークとして自分の意見を書かせます。
そのあとで、周りの人と自分の意見をシェアします。
さらに、それを元に話し合うという形式です。

多くの学生は、ディスカッションで学びが深まりましたが、
200人近くいると、様々な学生がいるものです。

ディスカッションがどうしても苦手という学生がおります。
これは、学生の特性です。
ディスカッションが苦手な学生は、不真面目な学生ということではありません。

たとえば、文字で理解するのが得意な人もいれば、
耳で聞いて理解するのが得意な人もいます。
さらに、映像で見るのがもっともわかりやすいという人がいるのと同様の個人の特性です。

人には学び方の特性があるのですね。

そこで、ディスカッションが苦手という学生のために、
自分の意見を書いた紙を、隣の人と交換して、
コメントを書きあうというワークの方式も導入してみました。

すると、こういったワークははじめて行ったという反応が多く、
学生は好意的に受け止めたようです。

対面形式の講義ならで、もっとも学生にとって身につく方式を模索しています。

【2022年度版】大学生のSNS利用率・PCスマホ普及率アンケート調査結果(最長で12年分)

 
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この調査は2022年度版です。新しい2023年度版はこちらです

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

大学で開講している「WEBマーケティング」講義が今年で12年目に入りました。


今年2022年は、2020年からのコロナも3年目です。
コロナは、大学生のSNS利用率に影響を与えているのでしょうか?

アンケートの第一弾がまとまりましたので、シェアいたします。


2022年度の対象は、東京23区内にある大学の主に経営学部の2年から4年生です。


2022年のアンケートの有効回答数は184名です。

動画にまとめましたので御覧ください。

今回のアンケートは、デバイス(パソコン、スマホ、タブレット)の所有率と、
SNS(Twitter、Facebook、Instagram、LINE、TikTok)のアカウント開設率についてのアンケートです。

SNSアカウント:Twitterの開設率

はじめにTwitterアカウントの保有率からみていきましょう。

2022年のTwitterアカウント所有率は88%でした。


Twitterに関するアンケートは2013年からとっていますが、

この間、低い年で83%、高い年は95%の間を推移しており、全期間にわたって8割以上と高位で安定しています。


社会人では、Twitterは毎日利用する人としない人で比較的はっきり分かれると思います。

また、Twitterは過去に使っていたけれど、
今は使わなくなって久しいなという人も相当数いるのではないでしょうか。


これが、
大学生となるとTwitter利用は活発です。
ニュースはニュースアプリではなくTwitter、
検索は、Google検索ではなくてtwitterで検索をする学生もおります。

Twitterのアカウントを1つだけでなく、複数開設していることもごく普通にあります。

Twitterは、大学生が利用しているSNSのド定番といえそうです。

SNSアカウント:Instagramの開設率

続いてInstagramです。

Instagramはアンケートを取り始めた2015年から一貫して増加して、2019年には90%に達しました。

そして昨年2021年は89%という結果でした。
さらに今年2022年は92%でした。
約9割ですので、大学生にとっては、Twitterと並び2大SNSといえます。



写真がメインということと、芸能人などの著名人も活用しており、

華やかなものや現在のトレンドをキャッチアップするのに活発に利用している実態が見て取れます。

現在では、アパレルブランドがInstagramから自社のECへ誘導する事例が増えています。
ソーシャルコマースという分野ですね。

ただ、TwitterもInstagramも100%にはなりません。
この2つのSNSは、いくらメジャーになっても使わないという選択をする大学生も一定程度いるということです。

SNSアカウント:Facebookの開設率

続いて、Facebookです。

Facebookは、2011年から12年間アンケートをとっていますが、

2014年の76%をピークにして下落が続いています。

2022年は14%と、ついに ここまで下げました。

大学生などの若い人にとっては、

Twitterと違ってFacebookは実名制という点もハードルが高い要因になっています。

また、大学生にとっては、自分のお父さんが使っているSNSで私生活をさらすのは抵抗があるというのは理解できます。

Facebookもメタへと社名を変えて、メタバースへと舵を切りました。
まだInstagramが人気ですので、Instagramが好調なうちに、メタバースが成長するか、
今後の展開が待たれます。

SNSアカウント:LINEの開設率

つづいてLINEです。

LINEの2022年は、100%という結果でした。

日本人の学生はほぼ持っています。


海外からの留学生はLINEにアカウントを持っていないこともあります。
したがって、
これは留学生の人数とも関係します。
コロナ禍ということもあり、
海外からの留学生が限定的ですので、高いLINEアカウント率となりました。

SNSアカウント:TikTokの開設率

さて、つづいてはTikTokです。

TikTokは、昨年2019年からアンケートを取りはじめて今年で3年目です。

2019年に38%で、今年2022年は56%と過半数となりました。


9割前後のInstagramやTwitterとは大きな開きがありますが、

TikTokは大学生にとっても人気のアプリになってきています。
今後の成長に注目です。

同様のアンケートを都内の短大でもとっているのですが、
短大では8割がTikTokのアカウントを持っていました。

同じ年代でも男性よりも女性の方がTikTokのアカウントを持っている割合が高いと言えそうです。

自分のパソコンの所有率

次は、パソコンの所有率についてみていきましょう。

パソコンについては、家族のパソコンではなくて、自分のパソコンを持っているかどうかのアンケートです。

「自分のパソコンを持っている」と答えた学生は、
例年5−6割程度で推移していたのですが、昨年2021年から9割へと増えました。


コロナウイルスの影響により2020年に8割へと増えたのですが、
今年2022年は、さらに自分のパソコンを購入した学生が増えました。

スマートフォンがこれほどまでに使いやすくなった現在で、
自分のパソコンがなくても事足りるといえばそうかもしれませんが、

やはり勉強をするなら、パソコンがあったほうが画面も大きくキーボードもありますので、
格段に仕事効率は良いだろうと思います。

5Gも少しずつエリアが広がってきましたので、スマホでテザリングをすれば、
自宅だけでなく、
外出中にも学習できる環境が整ってきました。

対面講義をしていても、自分のパソコンを大学に持ってきて講義を受ける学生が目に見えて増えました。

スマホ:iOS vs Android

つづいてスマートフォンです。

スマートフォンの保有率は、100%です。

朝起きたら顔を洗うように、家を出るときは靴を履くように、
スマートフォンは日常に欠かせないガジェットとなって数年がたちました。

ではその端末が、iPhoneなのか、それともAndroidのスマホなのかを聞きました。


すると、iPhoneが91%でした(アンドロイドは9%のみ)。
大学生はiPhone好きなんですね!

これは東京の大学に在籍している学生に限ったことなのか、
日本全国で同じ状況なのかは興味があります。
もし東京以外の都市で教えられている教員の方がおられましたら、
ぜひアンケートをとって、結果をシェアくださいませ。

ちなみに、日本全国の老若男女を対象にしたアンケートで、
iPhoneかAndroidかをとると、iPhoneが49%という調査結果を見たことがあります。

やはり、大学生のiPhone好きは不思議です。
同調圧力もあるのかもしれません。

自分のタブレットの保有率

タブレットの普及率は2022年は47%でした。

ただ、これは、私がアンケートをとった大学で、コロナ禍による対策として、
学生にタブレットを配布したということが影響しています。

それがなければ、20%台であり、それ以上上昇する要因は考えられません。


たしかに、iPad proは新聞の画面も収まって紙の新聞いらずになりますし、

アップルペンシルで手書きできて使いやすいです。

さらに、Macbookの横にiPadをおいてサイドカーという機能を使えば、
iPadが拡張ディスプレイになります。

画面が2画面になりますので、とても使いやすく一度使い始めると、
外出時には、MacbookとiPadはペアで持ち歩くようになる人もいるほどです。


ただし、大学生にととっては、タブレットは、
大きな画面のスマホという位置づけを脱しきらず、

ファーストチョイスはスマートフォン、

セカンドチョイスはパソコン、

そして、サードチョイスにタブレットという実態が見て取れます。

大学生のSNS利用率まとめ

2022年のSNSとスマホなどのハードウエアのアンケートをとってみて、

特にSNSは年々使う人が増えていくものと、そうでないものの潮流が見て取れました。


SNSでは特に、多くの人が使えば使うほど利便性が増す、ネットワーク効果があります。


逆に、使われないSNSは、利便性が低下します。


現在の大学生にとって、SNSは気軽に匿名でも投稿できるTwitterと、
画像がメインのInstagramが双璧です。



LINEはクローズドなコミュニケーションのインフラといえます。

今年2022年は、対面講義で行っています。
昨年2021年は、対面講義とオンライン、オンデマンドとのミックスでしたので、
コロナもそろそろ収束に向かっていることを示しているのではないかと思われます。

対面とオンラインとどちらが良いかですが、
それぞれの良さがありますが、
大人数向けの講義に限って言えば、
個人的には対面でもオンラインでもなく、
オンデマンドが最適ではないかと感じています。

学生の意見となりますが、
講義室での対面での講義では、電車が遅れたり、
私語をする学生がいたりして講義に集中しずらいなど、
万全な状態で受講できるとは限らないのです。

それに対して、オンデマンドでの配信では、何度でも再生できます。
講義形式の場合では、学びの効率化という点では、オンデマンドに軍配が上がります。

私が持っている講義でも、今年度2022年度からオンデマンドへ移行した講義があります。
学生が学生のうちにパソコンを自在に使いこなせるようにもなるトレーニングともなっています。

環境は1年1年変わっていきます。
さて、来年はどうなるでしょうか。

ちなみに、大学の「WEBマーケティング」講義で教科書として使用している書籍がこちらです
『デジタルマーケティングの教室』マイナビ出版

「対面講義」と「オンデマンド講義」どちらが効果が高いか?

 
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こんにちは、押切孝雄です。

大学で担当している科目の1つに「情報リテラシー」があります。

Word、Excel、PowerPointといったビジネスに必須のソフトから、
Google Drive、Document、SpreadSheet、Slideといったツールの利用方法などを学生に教育する科目です。

昨年まで対面で授業を行っていました。
大学1年生全員が受講する必修のため、6人の教員で手分けして教えていました。
学生の人数が450名以上いますので、1クラス40人でも、10クラス以上あり、
教員は、同じ内容を複数回教えてやっと回していました。

これを、今年度は、大学の方針でオンデマンド授業へと変えていきました。
オンデマンド講義なので、教員は動画を用意する必要がありますが、
1つ動画をつくれば、あとは450名以上のすべての1年生がその動画を見て学習できます。

教員が動画を用意するのは時間がかかりますが、
編集された動画を学生へ提供できますので、
密度の高い情報を提供できます。

また、学生全員が同じ動画を見ますので、6人で教えていた時と比べて、
内容のばらつきが皆無になりました。

オンデマンド動画は、教員があらかじめ用意してそれを学生に提供すれば、
学生は、1週間のうち、いつでも受けて良いのです。
そして、課題を提出して出席扱いとなりますので、実際に手を動かす分だけ、習熟度も上がります。

私が提供している大学では今年から1年生がBYODになりました。
それにより毎日学生はパソコンを持ってきています。

学生は、空きコマがあります。
大体1限から5限までずっと授業が入っているのではなく
2限が空いているとか、3限が空いているという学生が多いものです。

そうするとその空きコマでオンデマンドの授業を受けても良いわけです。
学生にとっても、学習時間がフレキシブルになり、利便性が増します。

わからないところがあれば、何度でも動画を再生できます。

ただ、メリットばかりではありません。
オンデマンド講義では、通常、教員と接しない、質問がしづらというデメリットがあります。

そこで、教員に質問できるサポートの時間が設けられています。
そのサポートコマの時間は、対面でも、Zoomでも直接教員に質問ができます。

こういった点から、「情報リテラシー」のようなスキルを身につける授業の場合は、
オンデマンド講義が、ぴったりです。

対面講義の方が優れている科目もありますが、
コロナ禍をへて、大学も進化してきています。

オンデマンド講義の方が、対面講義よりも利便性の高い科目から、
オンデマンド講義化していっています。

これは現在進行系の大学の変革であり、
大学のDXといっても良いと思います。

状況はまた、このブログでも紹介してまいります。

BYODによる大学教育の変化

 
category:社長ブログ

こんにちは、押切孝雄です。

私が教えてる大学で今年からBYODになりました。
学生が1人1台パソコンを持って登校しています。

BYODは、Bring your own deviceで、自分のパソコンを持ってくるということです。

例えばこれまでパソコン教室でないとパソコンを扱った授業ができませんでしたが
1人1台パソコンがありますので、どの教室でもパソコンを活用した授業ができます。

これにより、学生にとってパソコンはとても身近になりました。

パソコンを使うと学びが変わります。

ただ単に教えるだけの学びではなく学生がその場で調べると言う主体的な学びに変わっていきます。

例えば「データサイエンス」と言う科目を教えていますが、
授業中に学生自身のパソコンを出してもらっていくつかのツールを使って調べてもらいます。

そしてグループワークをすることが可能です。
パソコンを取り出してグループワークをして
学生自身が考えたことをパソコンにまとめてすぐに発表してもらうことも可能です。

こういった事は、従来は限られたパソコン教室でないとできませんでしたが
BYODになった現在であればそれが パソコンのない大きな教室でも可能です。

また、パソコン教室ではパソコン台数分の40人ぐらいまでが限界でしたが
BYODであれば、大きな教室で60人でも70人でも一度に教えることができます。

受講者が10人の授業と40人の授業を比較するのであれば、
30人違いますので、 学生一人ひとりに目が届くと言う意味で教育効果は変わってきます。
むろん、10人の方が目が届きます。

しかし、40人を超えた40人のクラスと70人のクラスを比較するのであれば、
同じ30人の違いではありますが、教員としての個人的な感覚でいうと、
人数による負担感は、10人と40人で感じる差ほどまでには変わらないものです。

これにより、例えばこれまで同じ内容の科目を3コマ分リピートで授業をしていたのが、
1コマ減らして2コマに集約できるようになりました。
すると、教員が教える時間的な負担も減ります。

このようにして 教える授業の数をまとめられます。
実際、昨年は1週間で10コマを担当しており、
今年はさらに教える科目数が増えましたが、
今年は逆に、6コマに集約することができました。

4コマ分をまとめたにもかかわらず、
全体で見ると学生を担当してる人数は科目が増えた分だけ増えましたので、
1コマあたりの学生の人数も増えます。

各回の授業準備には、1コマあたりの人数が増えた分だけ時間は増えますが、
それでもITの力を駆使して、学習効果を上げることで、
対応することができています。

昨年は1週間10コマ(非常勤先も含めると12コマ)教えたとことで
ゴールデンウィーク前のこの時期に声が枯れることがありました。

しかし、今年はその事態を免れることができています。

BYODにより、学生もその場ですぐに調べられて身につくものを多くなり、
教員の側も、声の枯れを気にせずに済むようになりましたので、
お互いにWin-Winの関係へと改善できました。

さらに今年度から、オンデマンド講義というものもはじめています。
オンデマンド講義もインパクトがあります。

その試行錯誤についてもまたこのブログで書いてみたいと思います。

書籍『YouTube 企業動画担当になったら これだけは知りたいマーケティング&プロデュースの基本』が発刊

 

こんにちは、押切孝雄です。

見本誌が届いたのですが、多くの方々の協力を得て、
『YouTube 企業動画担当になったら これだけは知りたいマーケティング&プロデュースの基本』
という長いタイトルの本が技術評論社より4月21日に発刊となります。

紙の本として手に持って質量を感じると、やっと形になったことを実感します。

取材に快く応じてくださった企業の経営者の方々や、
出版社の編集者さんと、昨年の夏から本格的にやりとり、執筆をすすめていって形となりました。

図解イラストとキャプチャと事例を多めにして、
企業の新任や兼任の担当者が具体的にイメージしやすいようにと心がけました。

また、私の本では定番となる「AISARE」のフレームワークも紹介しており、
企業の担当者が社命でいきなり動画担当に任ぜられても、
手順に沿って構想することでブレない動画マーケティングができる、
一助になる本だと思います。

書店やAmazonなどで見かけましたら、ぜひ読んでみてください。
また、お知り合いにもぜひおすすめください。