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フィリピン2017最終回

2017年04月06日

こんにちは、カティサークの押切孝雄です。

今回はフィリピンの最終回です。

宿泊地のニューワールドホテルマカティから世界遺産のあるイントラムロスへタクシーに乗っていきました。
約50分ほどで到着します。

IMG_2281

( ↑ マニラ大聖堂 列柱には液晶ディスプレイが備え付けられている )

その道すがら、渋滞で車がゆっくり動くようなエリアに入ると、
どこからか、物売りがやってきます。
たとえば、たばこを売る人や、バケツに洗剤を入れた子どもが、ワイパーを片手に窓を拭きに来たりというものです。

ここまでは想定内だったのですが、、、
次の瞬間、前の方から、男の物売りがタクシーに近づいてきました。
何かを手に持っていて、タクシーの間近の所までやってきたところで、サッと白い粉の入った袋を見せました。

この白い粉の正体は、、、砂糖、塩?
いや、何かの薬でしょうね、イリーガルな。

フィリピンでは、クスリが蔓延しているので、
ドゥテルテ大統領が売人を数千人単位で処罰(処刑を含む)しているのを、実感として理解できます。

今回、家族での滞在でしたので、安全第一で、危険なエリアには足を踏み入れることはありませんでした。

タクシー移動の車窓から、コンクリートの道路の上をはだしで歩いている子どもがいたり、
貧富の差や、社会階層の断絶はありますね。

また、ショッピングモールを歩いていると、
不意に近寄ってきた女性が、「WiFiのパスワードわかる?」と聞いてきました。

海外では、カフェやショップで、WiFiを開放している施設があるので、そのパスワードを知っているかということなので、
「知らない」と応えました。

すると、「旅行者か?」、「どこから来たの?」とか、
「フィリピンは何日目なのか?」とか、
「どこのホテルに泊まっているか?」と聞いてきます。

これは・・・!?
なにがしかの商売でしょうね。
断って、そそくさと逃げました。

ただ、後から振り返ってみると、
声をかけるきっかけが、WiFiのパスワードというのが、2017年的ですね。

これが、20年前なら、話しかけるきっかけとして「今、何時ですか?」というのが定番だったのでしょうが、
今は、スマートフォンがあるので、「今、何時ですか?」といったら、
スマホ持ってないのかいということになりますので、時間を聞くことはありませんね。

私は、フィリピンに今年2017年に初めて訪れましたが、他のアジアの国とも違う数多くの経験ができました。
これまでアジアだけでも10カ国(地域)以上渡航しましたので、
アジアを少しずつ相対化してものを見られるようになってきたと思います。

その相対化については、またブログでも紹介したいと思います。